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第33話 捕獲

مؤلف: 文月 澪
last update تاريخ النشر: 2025-09-05 16:00:46

「な、ななななんで、そんな」

 先輩の真剣な瞳に射抜かれ、私は動揺を隠せずにテンパっていた。だって、いきなり『惹かれていた』なんて言われたこともないし、こんなシチュエーションも初めてなのに。

 及び腰になる私に対し、先輩はしっかりと手を繋いで、あどけなさの中に異様な色気を滲ませて迫ってきた。

「逃げちゃダメだよ、ちゃんと聞いて」

 手を振りほどこうにも、小柄な体からは想像の付かない力で優しく拘束される。私の方が10cmは身長が高いにも関わらず、逃げ出すことができない。

「ボクね、幼稚園の頃から凜ちゃんが好きだった。でも、ちょっとした行き違いがあって、忘れてたのが悔しいよ。覚えていたら『オウジサマ』なんて呼ばせない、凜ちゃんはボクのお姫様だもの」

 その声は低く響き、私を捕えていく。

「今もね

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